第41回 小寒の章
2024年11月07日
お題:夏霧、夕凪、稲積む
賀正、謹賀新年、迎春
新しい一年を喜ぶような言葉は数あれど三が日を陰惨と過ごしているのはこの世で私だけではないだろうか。世間を一変させた未知の病を乗り越え帰ってきたとは言い難い日常を謳歌した途端これだ。
今日もお正月一色で外からは祝いの空気が漂ってくる
熱は引いたもののいまだにある頭痛と止まない咳、喉がひりつく
気をつけていたのになぁ、と枯れた冷えピタをお役御免とばかりにゴミ箱に叩きつける。
「初詣行きたかったよーーーー!!!」
今年は帰省せず最近仲良くなった友達と予定を組んでいたのだがこの様だ、畜生
体力をこんなことで消費してはもったいない。心を夕凪のように、穏やかに。
ちなみに夕凪がどんな状態かは知らないのはご愛嬌
正月は終わってしまうけど夕凪を教えてもらおう、見せたいといっていた夏霧も見にいきたい。新しい友達と新しい景色を見に行くんだ
静かな決意を胸に布団に潜り込む。稲積む日はもうすぐ終わる
suzuki 395